グラント先生の例え話:ゲートコントロール説

2023, 2, 14

グラント・レイド D.C. は、CBP(Chiropractic Bio Physics・生体物理学に基づいたカイロプラクティック)のスペシャリストとして、HPC東京にて教鞭をとっておられました。その先生の著書には、ジョークをまじえた鎮痛のメカニズムについての説明があります。

メルザックとウォールのゲート・メカニズムの一例は、足首の捻挫である。これはもちろん痛みをもたらす。捻挫した直後に、狂犬があなたに向かって走って来たら、あなたはすぐに現場から逃げ出すだろう。猛スピードで走っているとき、脳に感覚情報が伝達される。この情報は、とりわけ固有受容器からのものである。固有受容器が体位を決定する。この情報過多伝達によって、一時的に足首の痛みがブロックされて走ることを可能にしてくれるのである。もちろんその後、あなたは関節にさらに損傷を与えてしまっているので、痛みは以前の2倍のレベルになって戻ってくるが、少なくとも尻に犬の歯型がつくことはない。
ゲートコントロール説によれば、太い神経の働きが細い神経の働きを抑制します。運動をつかさどる神経は、痛みを伝える神経よりも太く、伝達速度が速くなっています。そのため、運動神経が働くとき、痛覚神経の働きを抑制していきます。

関節への運動操作は、痛みの抑制効果をもたらす

関節への運動操作(Adjustment)を施すとき、伸ばされた関節内で気泡となったガスが、関節の中心部に集まります。そして、関節内の負の圧力が失われたとき、「ポキッ」とはじける音がします。この音は、「関節の空隙化」と呼ばれます。空隙化して負の圧力を失うことで、関節が広がり可動域が増大します。
運動操作により空隙化した関節は、可動域が大きくなり、周囲の腱、靭帯、筋肉などが伸ばされてリラックスします。さらに、関節周辺にある感覚受容器が刺激されます。すると、この太い感覚神経への刺激が、痛みを伝える細い神経の働きを抑制するために、痛みが軽減されるのです。
慢性化した肩こり、腰痛、膝関節痛などの運動器疾患に対して、当院のおこなう関節への運動操作は、身体力学的な刺激を効果的に与えることで、過剰な緊張度を軽減し、鎮痛メカニズムを最大限に発揮させようとすることを主な目的としています。

グラント・レイド(2001)カイロプラクティック マニアル.医道の日本社.p.22.


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