痛みの悪循環から脊柱の歪みへ

2023, 2, 14

緊張の持続、機能の低下、構造の歪みの悪循環

症状が慢性化するなかで緊張した状態が持続すると、やがて筋肉にコリがつくられます。すると、血液の流れが悪くなり、疲労物質が蓄積したり、栄養や酸素の供給が阻害されたりします。そして、小さな刺激も痛みとして感じるようになり、緊張度やコリ感を増悪する悪循環が形成されます。
筋肉のコリは、関節をかたくして動きを悪くします。かたくなった関節は、動かすたび過剰な刺激が生じるようになります。過剰な刺激によって痛みと緊張が増すことで、ますます関節は固着していきます。このような関節の固着・機能障害は、やがて関節に歪みをつくっていきます。

関節の歪みから緊張度の乱れへ

正常な関節の可動域は、自分で動かせる角度よりも、他人に動かしてもらう方が、もう少し深く曲げることができます。関節の可動域に“遊び”の部分があるから、ストレスもなく滑らかに動かすことができるのです。ところが、関節に固着や歪みが生じると、可動域に遊びの部分が失われます。すると、ギシギシと動かすたびに、関節の周囲にたくさんある知覚神経を刺激するようになります。
脊柱からは、全身に分布する神経が出入りするので、その影響を強く受けます。そして、神経の働きが乱れると、その支配領域の自然治癒力が阻害され、さまざまな症状の根本原因をつくります。そこで、症状の関連する脊柱を中心に、遊びの部分に可動性の減少がみられる関節面に沿って、ゆっくり大きく動かす運動操作を施します。


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