当院の施術は、症状が増悪した経過を逆回りに紐解くように施術をプログラムします。症状の根本にある脊柱の歪み・固着を検査し、関節をゆるめたり、動かしたりして機能障害を癒し、鍼による刺激も加えながら緊張度の乱れを整えていきます。
当院の施術コースには、「基本施術」「応用施術」の二種類ございます。基本施術は、運動操作の後に円皮鍼を貼る施術方法です。以下では、その施術の流れをご説明いたします。

発症の経過、痛みの部位、痛みの性質、増悪因子などを詳しくお聞きすることで、およその施術すべき問題が明らかになります。その判断が正しいのかを検査によって確認します。患者さんからの情報が、検査を正確なものにしますので、気にかかる症状があれば、些細なことでもお話し下さい。

問診でお聞きした症状部位を確認しながら、姿勢の歪み、関節の可動性、脊柱両側の温度差を測定します。症状に関連する脊柱高位として、神経の働きにバランスを欠いた部位を調べます。施術すべき脊柱高位を特定し、背骨の歪みや固着を動かしながら、矯正刺激を加える方向、力度をはかります。

検査の結果と施術へのご希望を合わせて、各人に適したプログラムで操作・矯正を施していきます。まずは、準備操作として矯正刺激を施す前に、脊柱全体へ押圧を施します。さらに、症状の責任高位へ牽引や運動刺激を加えながら、硬くなった関節をゆるめ、運動刺激を施しやすくします。

症状の責任高位には、歪みを整える方向にリズミカルな運動刺激を持続的に加えます。この操作により関節内の過剰な圧を低下させ、関節の可動性を高めていきます。そして、脊柱から神経に加わる過剰な刺激が軽減されると自然治癒力の働きが促され、その力によって症状が癒されていきます。

脊柱への運動刺激の補助として、四肢から関節操作を追加します。関節組織の変性が予想される慢性化した症状は、この操作・運動刺激を重視します。また、症状に関する臓器の可動性や自動性の回復を促すように、内臓の周辺組織にみられる過緊張を軽減する操作を施したり、反応点(ツボ)に鍼療法(円皮鍼)を施したりします。

治療刺激が治癒力を促すように、10分ほどベッドでお休みいただきます。その後、施術前と比較しながら施術効果を検証します。施術計画や日常の注意事項をご説明しながら、必要に応じて円皮鍼を施し、今回の施術を終了いたします。
応用施術は、各人の症状や施術へのご希望を考慮しながら、それぞれに適した関節への運動刺激と皮膚への鍼刺激(浅く鍼刺する手技)を組み合わせて施術をおこないます。施術の手順は、基本施術に準じます。