ポキッという矯正音をさせることが、施術の目的ではありません


Health lounge

自然治癒力について、その4


2017-02-09


脊柱は、体を支える「柱」の役割を担っています。また、脊髄を通す「管」を構成しています。さらに、脊髄から全身に伸びる神経が出入りする「穴・孔」も構成しています。このように脊柱は、複雑な構造で体を支えながら大きく動きます。そのため、日常生活のなかで、障害を受けやすい部位となります。

脊柱が障害されると、その部位に痛みと過剰な緊張がつくられ、近くを通る神経系のネットワークにも悪影響を与えるようになります。すると、正しい情報と指令が、脳と全身を行き来できなくなります。

こうして脳からのコントロールを失った部位は、自然治癒力が低下して組織は弱化します。そして、ちょっとした事を引き金にして、病気がつくられるようになります。また、治癒にも手間取り、病気の「火の粉」がくすぶり続けます。そして、関連する部位にも飛火してゆきます。このように神経系のネットワークの乱れは、支配する領域を不健康な状態にして、様々な病気をつくる下地(根本原因)となりえます。

脊柱の歪みは、過剰な緊張が持続された結果です

脊柱に無理がかかり続けると、過剰な緊張が関節に固着をつくり、やがて歪みとなって現れます。脊柱に固着や歪みが生じると、関節内の圧力が異常に高くなります。そして、関節を硬くすることで動きを制限しながら、脊柱が、これ以上に障害されることを防衛するのです。

防衛反応は、ときとして過剰な痛みをつくり、治ろうとする働きも抑制します。そこで、脊柱の固着をゆるめ、歪みを整える方向に操作・矯正刺激を施しながら、低下した脊柱の機能回復を促すのです。このとき、伸ばされた関節内で気泡となったガスが、関節の中心部に集まります。そして、関節内の負の圧力が失われたとき、「ポキッ」とはじける音がすることがあります。

ポキッという矯正音は、関節面がこすれる音ではない

矯正時の音は、「関節の空隙化」と呼ばれます。操作・矯正刺激を施して空隙化した脊柱は、柔らかくなって可動性が増大します。また、脊柱が正常に動くことで、筋肉や靭帯がストレッチされて、関節周辺にある感覚受容器も刺激されます。そして、運動にともなう感覚神経への刺激が、痛みを伝える神経の働きを抑制して痛みを和らげてくれます。

脊柱への操作・矯正刺激は、固着や歪みを整えながら過剰な緊張を軽減して、神経系のネットワークの乱れを癒します。そして、自然治癒力が働きやすい環境をつくることで、多くの症状に良い効果をもたらします。

矯正音を目的とした施術は危険

ただし、ポキッという矯正音は、関節内の負の圧力が失われた一つの目安であり、施術効果を左右するものではありません。矯正音を目的とする施術は、目的をはき違えているだけでなく、弱化した脊柱には危険極まりないものといえます。



脊柱矯正・鍼療法

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