女性の頭痛

原因 症状の理解


Treatment description

生理と片頭痛

片頭痛は、頭の血管が拡張して、血管のまわりの神経が刺激されておこります。頭の血管を拡張させる原因として、頭蓋内の血管に分布する三叉神経のほか、エストロゲン(女性ホルモン)も深く影響します。

エストロゲンの分泌量は、生理周期のなかで増減します。妊娠しやすくするために、生理の終わり頃から分泌量が増え、排卵直前にピークを迎えます。

→ 排卵が過ぎると減少し、生理が始まる頃には、エストロゲンは体内から急激に減少する

→ 生理時にエストロゲンが体内から減少すると、脳に影響を与えて、神経伝達物質であるセロトニンが急激に減少する

→ セロトニンには、血管収縮作用があります。そのためセロトニンが減少すると、反動で脳内の血管が拡張する

→ 血管が拡張して透過性が亢進すると、痛み物質(プロスタグランジン、ブラジキニン)が放出される

→ とくに側頭動脈が拡張して、こめかみから目のあたりに拍動性の頭痛がおきる

片頭痛は、女性に多くみられます。一般に、思春期から閉経期までが最盛期で、更年期を過ぎると軽減します。子どもの頃から始まり、家族歴が認められています。


女性ホルモンの影響

女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つのホルモンの総称です。妊娠や出産の準備のために、脳の視床下部から指令を受け、卵巣でつくられて血液によって全身に送られます。

女性ホルモンの分泌量は、生理の周期に合わせて大きく変化します。生理から排卵まではエストロゲンが優位になり、排卵から次の生理まではプロゲステロンが優位になります。

エストロゲンは、妊娠に備えて子宮に作用し、子宮の内膜を厚くします。エストロゲンの分泌が多い時期(卵胞期)は、心身が安定して体調が良い時期とされます。

プロゲステロンは、妊娠を助けるホルモンで、受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態にととのえ、妊娠後は妊娠を継続させる働きをしています。プロゲステロンの分泌が多い時期(黄体期)は、腹痛、腰痛、頭痛、むくみ、精神的な不安定、イライラ、吹き出物ができることがあります。これらの症状が、月経前症候群といわれます。

五十嵐(2002)は、頭痛患者22人について、3ヵ月間の頭痛日記より頭痛発作回数を調べた結果、頭痛は月経の2日前から3日目に多いことを明らかにしています。頭痛を感じている女性のうち、約8割が生理前後に頭痛を感じています。生理を引き金とする頭痛は、片頭痛だといわれます。


五十嵐久佳(2002)月経に伴う片頭痛.診断と治療.90(6);p.877-882.




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