片頭痛

原因 症状の理解


Treatment description

特徴となる症状

片頭痛は、何らかの要因によって頭の血管が拡張し、血管のまわりの神経が刺激されることでおこる頭痛です。片頭痛の発作期は、血管の周囲に炎症がともなうため、ズキンズキンと脈打つようなひどい頭痛となります。

とくに、こめかみにある側頭動脈が拡張して神経を刺激しているので、片側のこめかみから目のあたりに頭痛がおこります。頭痛がおこる側は、人によって異なり、両側が痛いこともあります。

1.痛みの頻度: 月1~2回、多くて週1回で、繰り返しおこる

2.痛みの持続: 4時間~3日間続く

3.痛む部位: こめかみから目のあたり、片側もあれば両側もある

4.痛み方: 脈打つようにズキズキ、ガンガン痛む

5.痛みの程度: 仕事ができないほど、寝込むほど痛く、我慢できない

6.他の症状: 吐き気、嘔吐、光がまぶしい、音が頭に響く、前兆となる症状(閃輝時点・視野欠損)

7.運動・入浴: からだを動かしたり温めたりして血液循環が促されると、さらに痛みがひどくなる


三叉神経血管説

片頭痛は、繰り返し発作的におこる血管性の頭痛です。血管を拡張したり過敏にしたりする原因の一つとして、三叉神経が深く関与しています。

三叉神経は頭蓋内の血管に分布しています。

→ 何らかの刺激を受けて、三叉神経が興奮する

→ 興奮した三叉神経終末から、血管拡張物質が放出される

→ 血管が拡張し、炎症が引き起こされる

→ 炎症反応が、次々に血管を広がる

→ 血管の拡張と炎症により、 拍動性の頭痛が出現する

→ これらの刺激が興奮となり、脳に伝えられる

→ 悪心・嘔吐など、随伴症状が引き起こされる

このような機序により、三叉神経が刺激を受けて血管拡張物質が放出され、血管の拡張と炎症により拍動性の頭痛が出現します。


エストロゲンとセロトニンの関連

三叉神経のほか、片頭痛を誘発する原因として、女性ホルモンであるエストロゲンも関係します。生理時にエストロゲンが急減すると、頭の血管が拡張して片頭痛が生じることがあります。

片頭痛は、頭の血管が拡張して、血管のまわりの神経が刺激されておこります。頭の血管を拡張させる原因として、エストロゲンとセロトニンが関連して引き金となります。

エストロゲンの分泌量は、生理周期のなかで増減します。妊娠しやすくするために、生理の終わり頃から分泌量が増え、排卵直前にピークを迎えます。排卵が過ぎると減少し、生理が始まる頃には、エストロゲンは体内から急激に減少します。

生理時にエストロゲンが体内から減少すると、脳に影響を与えて、神経伝達物質であるセロトニンが急激に減少します。セロトニンには、血管収縮作用があります。そのためセロトニンが減少すると、反動で脳内の血管が拡張します。

血管が拡張して透過性が亢進すると、痛み物質(プロスタグランジン、ブラジキニン)が放出されます。とくに側頭動脈が拡張して、こめかみから目のあたりに拍動性の頭痛がおきます。


他の誘因として

セロトニンは、主に生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などに関与しています。それに加えて、血管の緊張を調節しています。

ストレス・精神的緊張によりセロトニンが過剰に分泌された後、セロトニンが代謝されて急激に減少しても、同じように片頭痛が発現します。

セロトニンが関与する生理機能は多岐にわたります。

1.生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などの生理機能

2.気分障害・統合失調症・薬物依存などの病態に関与

3.感情的な情報をコントロールし、精神を安定させる働き

4.消化器系、気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御するホルモンとしての働き

また、次のような因子も片頭痛を誘発させるといわれます。

1.ストレス、精神的緊張

2.リラックスしたとき

3.疲れ

4.睡眠不足、睡眠過多

5.生理(女性ホルモンの変化)

6.天候(暑さ、寒さ、気圧)

7.人ごみ

8.光、音、いやな匂い

9.水泳、旅行

10.空腹、食事抜き

11.食品(チョコレート、ワイン、チーズ、柑橘類、ナッツ)

12.眼、鼻、歯、顎の症状

13.頚部の異常

そして、片頭痛には以下のような傾向がみられます。

1.20~50歳代の若い年齢層にみられる

2.女性に多い

3.一般に思春期から閉経期までが最盛期で、更年期を過ぎると軽減する

4.子どものころから始まり、家族歴が認められることが多い

5.性格として潔癖、几帳面、完全主義、自尊心が強く、野心家で能力がある、


緊張型頭痛との混合

ひどい首肩こりは、三叉神経を刺激して片頭痛を引きおこします。女性は、なで肩や首の筋肉が細く、不良姿勢による筋肉への負担が男性よりも大きくなります。

大後頭神経は、頭頂部において三叉神経第Ⅰ枝の末端と吻合しています。また、三叉神経の脊髄路核は、第2頸椎あたりまで下降して、対側の視床に上向してシナプスしています。

日頃は、首や肩がこって緊張型頭痛をもち、コリ感がひどくなると片頭痛になるという「混合性頭痛」の人は少なくありません。

頭痛もちの方は、後頭部から首筋のコリを過敏に痛みと感じています。そして、この軽い状態が緊張型頭痛で、ひどい状態が片頭痛だといえます。




脊柱矯正・鍼療法

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